1.なんで泣く

作詞:羅勲児・訳詞:武田こういち
作曲:羅勲児

泣くな なんで泣く
たかが女ゆえ
雨にうたれ 想い出洗い流し
全てを忘れなよ
どうせ人生 別れじゃないか
泣くな なんで泣く バカだなあお前

泣くな なんで泣く
たかが別離(わかれ)ゆえ
海に向い 未練を投げ捨てて
二度とは 振りむくな
どうせ人生 ひとりじゃないか
泣くな なんで泣く バカだなあお前

どうせ人生 芝居じゃないか
泣くな なんで泣く バカだなあお前


2.珍島物語

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

海が割れるのよ 道ができるのよ
島と島とが つながるの
こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで
海の神様 カムサハムニダ
霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ
散り散りになった 家族の出会い
ねえ わたしここで祈っているの
あなたとの 愛よふたたびと

遠くはなれても こころあたたかく
あなた信じて 暮らします
そうよいつの日か きっと会えますね
海の神様 カムサハムニダ
ふたつの島を つないだ道よ
はるかに遠い 北へとつづけ
ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ
あなたとの 愛よとこしえに

霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ
散り散りになった 家族の出会い
ねえ わたしここで祈っているの
あなたとの 愛よふたたびと


3.美しい昔(ニュー・バージョン)

作詞:SON TRINH CONG・訳詞:高階真
作曲:SON TRINH CONG

赤い地の果てに あなたの知らない
愛があることを 教えたのは誰?
風の便りなの 人のうわさなの
愛を知らないで いてくれたならば
私は今も あなたのそばで
生命(いのち)つづくまで 夢みてたのに
今は地の果てに 愛を求めて
雨に誘われて 消えて行くあなた

来る日も来る日も 雨は降り続く
お寺の屋根にも 果てしない道にも
青空待たずに 花はしおれて
ひとつまたひとつ 道に倒れていく
誰が誰が 雨を降らせるのよ
この空にいつまでも いつまでも
雨よ降るならば 思い出流すまで
涙のように この大地に降れ

雨に誘われて 消えて行くあなた


4.郷愁~われ立ちて~

作詞:坂口照幸
作曲:杉本眞人

ふるさとの
山の緑よ 海の青
昨日につづく 今日もあろ
あゝあの想い出を 超えるものなし
父なる強さで 世に立ちて
母なるこころで 世に返さん

あのひとは
風の噂じゃ 独りとか
もう歳月が 遠くする
あゝあの初恋を 超えるものなし
しあわせ祈らん 誰よりも
男の酒には 涙あり

こころざし
いつか果たして 帰ろうか
あらたな旅路 始まらん
あゝあのふるさとを 超えるものなし
父なる強さで 世に立ちて
母なるこころで 世に返さん


5.川の流れのように

作詞:秋元康
作曲:見岳章

知らず知らず 歩いて来た
細く長い この道
振り返れば 遥か遠く
故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や
曲がりくねった道
地図さえない
それもまた人生
ああ 川の流れのように
ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように
とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ

生きることは 旅すること
終わりのない この道
愛する人 そばに連れて
夢探しながら
雨に降られて
ぬかるんだ道でも
いつかは また
晴れる日が来るから
ああ 川の流れのように
おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように
移りゆく
季節 雪どけを 待ちながら

ああ 川の流れのように
おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように
いつまでも
青いせせらぎを 聞きながら


6.竹田の子守唄


7.花


8.石狩挽歌


9.矢切の渡し

作詞:石本美由起
作曲:船村徹

つれて逃げてよ……
ついて おいでよ……
夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し
親のこころに そむいてまでも
恋に生きたい 二人です

見すてないでね……
捨てはしないよ……
北風が泣いて吹く 矢切の渡し
噂かなしい 柴又すてて
舟にまかせる さだめです

どこへ行くのよ……
知らぬ土地だよ……
揺れながら艪(ろ)が咽(むせ)ぶ 矢切の渡し
息を殺して 身を寄せながら
明日へ漕ぎだす 別れです


10.津軽平野